2010年7月7日水曜日

東京大学、ヒポクラテスの木。


東京大学を話題にして書くとどうもまじめになってしまう様ですがご勘弁下さい。今回は「ヒポクラテスの木」についてです。龍岡門から東京大学に入り1〜2分も歩くと右手に大学病院を認めます。そのとき徐に顔を左に向けると大きな木を見つける事が出来ます。この巨木こそ「ヒポクラテスの木」なのです。別名スズカケノキとも言います。木の根元の案内板を見ると「ギリシャのコス島のコスの町に巨大なスズカケの老木があって、ヒポクラテスの木とよばれている。コスで生まれたヒポクラテスがその親木の下で医学を教えたという。この老木の種子をコスで育てた若木が、1972年1月17日アテネのDr.Thomas Doxiadisから緒方富雄名誉教授へ贈られてきた。教授はそれを4年ちかくも手もとで育て、このたび特にこの医学図書館にと指定して寄贈された。ヒポクラテスゆかりの地で育った株がここで茂る機縁を与えられた緒方名誉教授と。その株を教授に贈られたDr.Doxiadisに深甚の謝意と敬意を表してこのことをしるす。 1975年11月29日 東京大学医学部」とある。こんな案内板を見てから改めてヒポクラテスの木様(ここで様になる)を見上げるととても由緒正しきお姿に後光が射しているかの様で感激!感激!でした。東京大学の建造物、樹木、はてはマンホールまでもがみな歴史が詰まっていて、その歴史を理解して構内散策をすると何倍も楽しさが膨らみます。

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