2022年2月28日月曜日

上野・不忍池にも桜が開花して春の訪れを知らせます。


 今回のブログも前回からの関連話です。湯島天神・夫婦坂を下り天神下の交差点を左に曲がり不忍池まで歩いてきました。時間に余裕があったので道草に「蓮でも見て行こうか?」となった次第でした。流石に2月末ともなれば蓮は切りとられ写真の様に残骸として残っているだけでした。ただ茶色になった蓮の残骸が空の青さを映す池面に散らばる光景を見ていると、理由は分かりませんが、春の訪れを感じてか心落ち着きます。そして更に歩を進めると池畔に開花が確認出来る二本の河津桜を発見です。いくら寒くてもやはり春は直ぐそこまで来ているのですね。青い空のキャンバスにピンクの絵具で描いた桜は時間と共に己の存在をアピールするようにその大きさを広げて行く様でもあります。皆さん、もう春ですよ。

飴細工も時代の変化で「ゆる〜く」なっていました。



前回のブログの続きです。合格を願って参拝する受験生とは別にもう一つの目的で湯島天神に集まっている人も沢山います。それは開催中の「梅まつり」で梅花を観賞する人で、大きな望遠レンズを付けたカメラを持つ人や、本格的な一眼デジタルを提げた女性の姿も何人か見られました。残念ながら今年の「梅まつり」は寒さの影響で開花が遅くて満開とは言えませんが、花を持つ梅の下には多くの人が集まります。そんな賑わう境内には甘酒、饅頭、お酒、団子などを売る模擬店があります。その中で気になったのが昔懐かしい飴細工を売る店でした。写真の様に「合格あめぴょん」と銘打ったウサギや梅の花が販売されていました。60年以上も前の私の幼少の頃ですが下町に住んでいたことがあります。その時、自転車の後ろに大きな木箱を括り付けた飴細工職人が公園などにやって来て、木箱の中から飴を取り出し、動物や鳥など飴で正確に作り上げていた光景を覚えています。残念ながら買う事は出来ませんでしたが、その卓越した技術を子供ながらに驚嘆した事も覚えています。そんなことを思い出しながら目の前の飴細工を見ていると、何と「ゆる〜い」感じの飴細工なんでしょうかね。その場で作っている訳でも無いし・・・・あの時代の飴細工職人はもういなくなってしまったのでしょうかね?

最後の神頼みは湯島天神で!


先日、本郷のオフィスより湯島天神を抜け本郷台地を下りて上野方面に出掛けようと歩いていると・・・・湯島天神に沢山の人の姿があります。梅まつりを開催しているせいもあるでしょうが、本殿前には参拝しようとする人の列が長く続いています。そうなんですね・・・湯島天神は学問の神様・菅原道真公を祀っている事もあり多くの受験生が最後の神頼みとばかりに押し寄せていたのですね。境内には「合格甘酒」を販売するの小屋掛けもあり賑わいます。境内を抜けるときに2〜3の絵馬を見ましたが「医師国家試験に合格しますように」や「○○大学か△△大学に合格しますように」、「志望校に絶対合格!」等の文字を目にしました。私にとってはもう半世紀前の思い出のですが、頑張れ受験生!

2022年2月25日金曜日

本郷・菊坂から今は無き「菊富士ホテル」を想う。

先日、本郷・菊坂を歩いていると水処理の会社として有名なオレガノの建物が解体中でした。きっと新しいビルに建て替えるのだろうと思って工事現場を見ていると、青い空の中心にオレンジ色の解体用クレーンが堂々と立っている姿に何だか興味を引かれました。何となく気持ち良い光景と思いませんか?因みにこのオレガノの建物は菊坂より数メートル高くなった場所にも地形を利用して建造物が続いていたようですが・・・・この高所にこそ1914年に創業し1945年に東京大空襲で消失した有名なホテル「菊富士ホテル」が在ったのですね。創業者が1914年に上野公園で開催された大正博覧会を当て込み開業しましたが、当時は東京ホテル、帝国ホテルと共に有名で、地上三階、地下一階、屋上に塔の部屋を持つ30室の新舘だったそうです。屋根に装置されたイルミネーションが輝き夜の菊坂名物となったとも言われています。このモダンな菊富士ホテルに宿泊した人たちは、博覧会で来日した外人客よりいつの間にか作家・芸術家が多く止宿し名作を生みだしたそうです。今はその場所に菊富士ホテル碑が建っていますが、そこには宿泊した作家名も刻まれていますので、皆さん一度お訪ねの上に確認してみて下さい。こんなことを思いながらの散歩も楽しいものですよ。
 

2022年2月22日火曜日

地上25階での3回目のワクチン接種が終了しました。

3回目のワクチン接種が20日に完了しました。接種会場は文京区役所の25階(シビックセンター)でしたがエレベーターを出ると写真1枚目の様に眼下に東京の街並みが広がります。ここは2008年に「大判カメラマニュアル」用に許可を得て大判カメラを持ち込み撮影した場所でもありますが、あの時から変わっていたのは東京スカイツリーが画面に収まっていることでした。回廊式の会場で受付〜問診〜接種〜経過観察を無事終えて帰路につきましたが・・・・皆さんが気になるのは副反応ですよね。結果は当日の夜に接種した左腕が重たく感じて左側への寝返りが出来なかった事くらいでした。まあ月曜からは通常の仕事が出来ましたので接種による問題は無かったと思います。ただこの様な接種を半年ごとにしなければならないのは勘弁ですよね。本当に一日も早い収束を祈るばかりです。
 

2022年2月21日月曜日

この時期の東大構内は人も少なく撮影が楽しめますよ。

先日、東大構内散歩を楽しんできました。コロナの影響で長らく入構制限があったり、直近のオミクロン株の急拡大が影響してか構内には殆ど人の姿がありませんでした。安田講堂、三四郎池、銀杏並木、工学部前広場などをゆっくり廻って来ましたが、コロナ前の土曜日と言えば近隣住民のみならず遠方よりの入構者が沢山でゆっくりと写真撮影もままならないのですが・・・・人の少ない今ならばゆっくりじっくりファインダー(ピントガラス)を覗くことが出来ると思います。特に大判カメラ撮影には持って来いの、形の修正アオリを使った建築写真や三四郎池などではパンフォーカス写真も実践出来ますよ。

2022年2月1日火曜日

かなりイケてる落第横丁にある韓国家庭料理・いなか屋。

 

今日のブログは東京大学近くの韓国家庭料理屋さんの紹介です。本郷通りの東大正門と東大赤門の調度中間位置に西に入る路地があります。この路地を昔から「落第横丁通り」と言っていました。昔はこの路地に遊戯施設や飲食店が建ち並びここで遊び呆けていると落第してしまうとされていたのが名称の由来とか・・・・。ワイズクリエイトが本郷に移転してきたのが2003年ですが、当時はまだかなりのお店が在りましたが、特に「大島屋」と言う中華料理屋さんが東大生向けに大盛りの中華料理を提供していたのを記憶しています(一度食べました)。この中華屋さんが閉店した後にオープンしたのが、今回紹介する「韓国家庭料理 いなか屋」です。20席ほどのお店ですが韓国の家庭料理を再現して、韓国料理も大好きな私にとってもお気に入りのお店です。スンドゥブ、プルコギ、冷麺、ビビンバ、チジミ、キムチなどのバリエーションが多種で何を食べても納得の味と感じるのです。お店のスタッフも韓国の方らしく、本当に韓国の家庭料理を食べていると感じます。本郷にお出での時には立ち寄ってみて下さい。

韓国家庭料理 いなか屋
東京都文京区本郷5-30-2
03-5689-6307



えっ、あの篠塚建次郎さんのラリーカーを東大構内で発見?

先日の東大構内散歩でのお話です。工学部11号館に在るスターバックスで、目の前の工学部前広場をぼんやり眺めながらコーヒーを飲んでいました。広場では小さな子供を遊ばすお母さんの姿があって長閑な雰囲気が漂います。そして徐に視線を広場駐車場に向けるとオレンジ色の古そうな自動車を認めました。スターバックスを出て、気になったオレンジの自動車をじっくり見ると・・・その正体はホンダシビックのラリー仕様車であることが分かりましたが・・・気になったのは後部ガラスに貼られた「K.Shinozuka」のシールです。ラリーの事は詳しくありませんが、私でも「K.Shinozuka」がダカール・ラリーでも優勝したことのある篠塚建次郎さんなのではと気付きます。このオレンジ・シビックをマジマジと観察した後にネットで調べてみると、2016年10月の新聞記事から東大工学部の「ものづくり」と「国際化」を融合した授業の一環で海外ラリーに挑戦し、そのアドバイザーに篠塚建次郎さんがなられていたようなんですね。このプロジェクトが今でも続いているかは不明ですが、実車が東大構内に在ったのですから・・・・感激です。