2010年8月5日木曜日

昭和と平成が混在する町並み。


向島百花園を出ると「白髭神社」の案内看板を見つけ歩き出す。少し歩き出すと昭和30~40年代へタイムスリップした様な光景が連続して目に飛び込んでくる。何処か懐かしい木造モルタルのアパート。自動販売機さえ無ければ昔のままのイメージの銭湯。夫婦2人で営む小さな町工場。「未だこんなところが残っていたんだ」と何故か妙に頷いてしまう。木造モルタルアパートの2階に続く階段付近には複雑に植物が寄生しているようで2階の一部屋を被っている様子だ。雨トイの一部が落下して屋根からぶら下がっている。「人が住んでいるのかな?」と階段から覗き込むと確かに誰かがここで生活をしている匂いが漂ってくる。「どんな人が住んでいるんだろう?」と無性に住人の正体を知りたくなる気持ちを抑えてゆっくりと歩を進める。「確かに昭和を歩いている。」心の中もう一度つぶやく。もう一度辺りを見回す。昭和の街のそれほど遠くない場所に東京スカイツリーを認めた。昭和と平成が混在するここ向島百花園界隈の町並。今度またゆっくりと訪ねてみようと言う気持ちになるが、今度来る時にはどのようにこの街が変わっているのかちょっと想像がつかない。「さあ白髭神社を目指そう」。

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