2010年8月13日金曜日

向島・見番通りをお客の態で歩く。


皆様「見番」て知っていますか?年配の方ならご存知でも若い人は知らないかも?辞書によると「見番」とは料理屋・芸者屋・待合の業者が集まってつくる三業組合の事務所の俗称。また、近世、遊里で芸者を登録させ、客席に出る芸者の取り次ぎや玉代の計算などの事務を扱った所。(大辞林)とあります。ここ向島の『向島墨堤組合』は昭和61年に芸妓組合、料亭組合、料理店組合が合併し見番(向嶋墨堤組合)として現在に至りますが、主な業務は料亭への芸妓の手配、料亭の予約手配、置屋、他花街の統括管理が主となるそうです。また芸妓の育成、お稽古等伝統文化継承の重要な役割をも担っています。私達一般人にはあまり馴染みがありませんが重要な組合の様です。因にこの前の道を「見番通り」と言います。日頃は縁がありませんがこの日は「見番」を利用している客の態で見番通りをゆっくり歩いてみました。

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