2011年2月18日金曜日

東京駅工事で出現したドーム建築は?


今日も丸の内ネタです。今東京駅舎の工事が進んでいます。題して「東京駅丸の内駅舎保存・復元工事」です。写真上をご覧下さい。あの大きな東京駅舎をすっぽりと工事フェンスが囲っています。(写真中は同カメラ位置から皇居側を撮影)何だか痛々しそうな様子ではありませんか。ただこの東京駅はそこらの駅とちょっと違い国の重要文化財にも指定されているので今回の工事は駅舎を建て直すのではなく、現存している駅舎の外壁など主要部分を可能な限り保存・活用し、創建時の姿に復原するものだったのです。(大賛成)完成予定の今年末には煉瓦造りの重厚感溢れる駅舎が出現します。またこれと同時にステーションギャラリーもオープンするとのことですから楽しみ楽しみ。今回この工事風景をゆっくり見ていると「おやっ?」と駅南側にドーム状の屋根を見つけました。実はこのドーム屋根、戦後の復旧工事でかけられた木造屋根を撤去し、創建時のドーム型屋根を復元してしまおうというもので、屋根は天然スレート葺きで薄い石板を一枚一枚手作業で取り付けるという本格的なものだったのです。

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