2011年8月29日月曜日

日本橋の「だし場」は「DASHI BAR」?。


日本橋のコレド室町の1階に「日本橋 だし場」なる店がある。ちょっと言葉をひねっているのだろう「DASHI BAR」との表示もある。実はここ有名な「日本橋にんべん」の直営店舗で「一汁一飯」をテーマに、かつお節だし、汁物メニュー、かつぶしめし、おにぎり、惣菜と幅広いメニューを提供し、日本型食生活(鰹節から始める健康生活)の提案を勧めている店だったのです。 特にカウンターで売られている出し汁(写真)に注目です。100円を払うと紙コップに注がれた出し汁を購入できます。この出し汁はかつお節の香り漂うとても美味しい汁なのですがかつお節以外の味は付いていません。テーブルに置かれた醤油と塩水をこれに足して自分で味を作るのでした。因みに「にんべん」の東京・日本橋の店舗は元禄12年(1699年、江戸時代)に戸板を並べて鰹節と塩干類の商いを始め、明治・大正・昭和・平成と時代と共にその姿を変え、室町地区開発に伴い平成22年10月に新たに「コレド室町」ビルに新店舗を開設したそうです。変わりゆく日本橋界隈ですがやはり老舗の味は守られ、伝承されていたのでした。話の種に一度お訪ねし試飲してください。

2011年8月26日金曜日

東大生と共に明治から「食堂もり川」。


東大・安田講堂を背にして銀杏並木を抜け東大正門をくぐると、本郷通りに出る。斜め前に本郷郵便局を認めその路地を入った数十メートル先に「食堂もり川」がある。「食堂もり川」は創業100年を超えていると言うとても歴史在る老舗の食堂だ。看板には「東大生と共に明治から」と記され、その立地場所から昔から東大生の行きつけの食堂として人気がある。通常人気のある食堂の理由は、量が多い、安い、美味いなどがあるが、ここ「食堂もり川」ではこれらの理由を全て満たしているのだ。先日あるテレビ番組で、この食堂の海鮮丼はとても美味いと放送されていたが、学生の通う普通の定食屋で海鮮類が美味いわけがない?と半信半疑の気持ちで入店しオーダーしたのが写真の海鮮丼定食だ。まづビックリしたのが寿司屋と比べても遜色ない、いやそれ以上のネタの新鮮さと盛りの良さである。更に付け合わせにおでんも付いて1000円とはとても良心的と言える。隣の人は「煮魚定食」を注文していたが大きめな煮魚が2匹も付いて880円であった。今回、噂の「食堂もり川」に初めて入店したがこれからは頻繁に行くことになると思うお店であった。

食堂もり川
東京都文京区本郷5-30-16
03-3811-1819

2011年8月25日木曜日

「恐竜博2011」国立科学博物館にて開催中。


毎年、夏休みに合わせて上野の国立科学博物館にて開催される「恐竜博」が今年も開催されている。何でも夏休み期間中は入場待ちの子供たちで列が出来て1~2時間待ちも当たり前との事。今回は丁度、閉館1時間前で即入場できるとの事で思わず1500円を払い入場してしまった。子供の頃には一時恐竜に興味があったが恐竜マニアでも何でも無く、せいぜい恐竜の名前を4~5種言える程度である私のとっては珍しい行動であった。入場看板に「恐竜博2011では、恐竜の中で最も人気のある2大スター、ティラノサウルスとトリケラトプスの競演をはじめ、最近5年間の恐竜研究の最重要点を紹介します。まだ知られていない恐竜の真の姿をご覧いただける絶対に見逃せない恐竜博です。」とあった。ティラノサウルスとトリケラトプスの名前は知っているが全身復元骨格など見た事が無く入場直後に興味の度合いは急上昇する。フラッシュ撮影は不可だが通常撮影はOKなのでデジタルカメラを取り出し撮影したのが紹介写真です。雰囲気だけでも実感してください。それにしてもこんな暗い場所でもそれなりに写るデジタルカメラの性能に改めて感心します。やはり銀塩フイルムとデジタルは用途のよって使い分けるのが最善と再認識。因にこの恐竜博は10月2日まで開催中です。興味の在る方はお出かけください。

恐竜博2011
国立科学博物館 (東京都台東区上野公園7-20)
2011年7月2日(土)~10月2日(土)
一 般・大学生:1,500円 / 1,200円
小・中・高校生:600円 / 500円

2011年8月24日水曜日

東大・三四郎池のカワセミ。


いや~っ,まだまだ暑い日が続きますね。私は暑さが苦手で参っています。そんな暑い中、出先から東大構内を抜けてオフイスに戻ってきましたが、少しでも涼しい所を歩こうと三四郎池の森を抜けると数人の望遠レンズを構えたカメラマンが居ます。何を狙ってカメラを構えているのかとレンズの向いてる先を目を凝らして見ていると・・・。「あっ!カワセミだ!」池畔の杭の上に確かにカワセミがとまっています。独特な青色の羽で私でもカワセミである事が理解できます。持参のコンパクトデジカメを取り出し5倍ズームの倍率を上げて撮影したのが上の写真です。さすがにコンパクトデデジカメでは解りづらいので写真に矢印を記しました。それでも分かりづらいので、その写真を更に拡大したのが下の写真です。何となくカワセミをお楽しみ頂けると思います。それにしても都心に在るのに東大構内ではいろいろな鳥や動物を見る事が出来ます。つい先日もハクビシンを目撃しました。ただそれらを見る(発見)と「まだまだ東京にも自然があるのだ!」と落ち着く気持ちです。皆さんも是非、東大・三四郎池をお訪ねください。なかなか良い場所ですよ。

2011年8月23日火曜日

念願だった神楽坂の「ばらちらし」を食す。


先日、椎名誠さんのトークショーに参加するために神楽坂を訪れた。トークショーの開始が19時からなのでその前に夕食を食べてしまおうと入ったのが「神楽坂 二葉」と言う寿司屋さんだ。以前からこの店のある食べ物を食べたいと思っていたので、好都合とばかりの入店だった。その食べ物の名称は「ばらちらし」だ。何でも昭和42年からメニューに取り入れ多くの食通ファンを掴んでいると言う。「ばらちらし土曜サービスコース(3500円)」をオーダーすると、前菜~茶碗蒸し~揚げ物~ばらちらし(みそ汁付)~デザートの順でテーブルに運ばれてくる。どれも小粋な街・神楽坂らしく、また夏の暑い日に合わせた料理なのだろう涼を呼ぶ素材の盛りつけで目をも楽しませてくれる。本命の「ばらちらし」はマグロ、イクラ、たこ、穴子、椎茸、玉子等がちりばめられており口に運ぶと食材の繊細な組み合わせと味付けが何とも言えずに「美味~い!」。因に平日のランチメニューは「ばらちらし」だけで1500円と手軽に食べられお得だ。美味しいものを食べて、楽しいトークショーに参加する。私にとって至福の時と言える。

神楽坂 二葉
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-2 Kビル1F
03-3260-0853

2011年8月19日金曜日

三軒茶屋のめちゃくちゃ美味しいかき氷!


前回は三軒茶屋のオーダーメイドカバン屋さんの事を書きましたが、今日も同じ三軒茶屋ネタです。カバン屋さんから駅に数分戻った場所にあるのが、かき氷専門店の「氷工房 石ばし」だ。古い2階建てのお店は2階部分に簾が掛かり、1階の店先には裸電球が灯り、昭和初期、中期を思わせるレトロな感じが漂います。来店者の途切れる事は無く、店の前には常時列が続いている。並ぶ事はあまり好きではないのだがタイムスリップしたような雰囲気が心地よく列の後につく・・・。順番がきていざオーダーとなりかき氷機の前で改めて昔ながらのかき氷機に感心してしまう。何でも戦前からのものを大事に使っているという。「氷あずき」とオーダーしたのが写真中だが、盛りも器も昔食べたかき氷そのままだった。一口分をスプーンで取り分け口に運ぶ。「めちゃくちゃ上手い!」何なんだろう、天然氷を使っているから?かき氷機が良いから?雰囲気が良いから?などいろいろな事を考えるがなにしろこんなに美味いかき氷は何十年ぶりだろう。たかがかき氷と侮る事なかれ絶対に美味いかき氷を食べに三軒茶屋を訪問ください。

氷工房 石ばし
東京都世田谷区三軒茶屋1-29-8
03-3411-2130

2011年8月17日水曜日

理想のショルダーバッグはクリスマスに完成!


以前よりオフに使うショルダーバッグを探してデパート、専門店などを訪ねていましたが、なかなか気に入ったのが見つからず多少諦めていました。そんなある日、インターネットでサイズや素材が若干違うのですが理想に近い近いデザインのショルダーバックを見つけました。早速電話にて仕様変更の有無を聞いたところ、ここの店は基本的にオーダーでカバンを作ってくれるとの事で仕様変更だろうが新たな設計だろうがオッケーとの事。そんな訳で早速、三軒茶屋にある「MASAKI & FACTORY」に行ってきました。間口、奥行きとも小さな工房ですが効率良く作業スペースや展示スペースが確保されています。主人の雨宮正季さんと言う方は、イタリアにて皮革レザー製品について学び、帰国後専門店で修行後、独立。自宅を工房にし首都圏を中心に皮革レザー製品のオーダーメイド受注販売を行い独立から4年後の2007年4月に三軒茶屋に「MASAKI & FACTORY」をオープンしたそうです。お話ししていて仕事に対するまじめな考え方が分かります。早速、希望のショルダーバッグ の形、大きさ、素材、金具、糸、裏地等を打ち合わせオーダーをしました。ただ残念なのがこの日オーダー分の完成日が何12月25日との事でした。これでは自分に対するクリスマスプレゼントになってしまいます。それでも首を長くして今年のクリスマスを待ちたいと思います。

MASAKI & FACTORY
東京都世田谷区上馬1-32-22
050-1579-8667
http://www.masaki-factory.com/

2011年8月12日金曜日

銀座にキリンが出現!


銀座通りの銀座1丁目辺りを銀ブラ(古い)していると突如大きなキリンが出現します。みんなその大きさにビックリして思わず足を止めてしまう方が多い様です。実はここは「ミニ」と言う自動車のショールームだったのです。皆さん「ミニ」と言う自動車をご存じですか?ミニは昔(1959年)にオースチンとモーリスの二つの会社から発売されていた名前の通り小さくて個性的な自動車だったのです。2001年以降は有名なドイツのBMW社が引継ぎ「BMWミニ」となっていたのです。その「BMWミニ」の会社が「ミニ銀座」となり、ここ銀座1丁目にシュールーム展開しているのでした。ただ、今まで銀座通りに面して自動車のショールームがるのは4丁目の日産ギャラリー以外に記憶は無く、これからもこの場所でショールーム展開するのかと大変興味深いものがあります。シュールーム内はキリンと一緒に「ヒョウ柄のミニ」が列んでいますので興味のある方はお出かけ下さい。(実はサファリをテーマにしたイベントを展開中でした。)

MINI 銀座
東京都中央区銀座1-8-18
TEL: 03-3562-8871
FAX: 03-3562-8872

2011年8月1日月曜日

歴史を生き抜いたあの「本郷館」が解体される。


本郷は日本最初の大学・東京大学があり明治の昔から多くの文人・学人が住んでいた場所でもある。そんな理由と一部戦災を免れた場所もあり、本郷界隈を散策するととても古い家屋に出会うことがある。現存する木造3階建ての家としては最古と言われる「本郷館」もそのひとつだ。ワイズでまとめているホームページの「web本郷界隈」をそのまま紹介すると「東京大学の正門前の横町を西に入ると広場がある。旧森川町で、岡崎藩主本多家の敷地であった。広場の西側に本多家の祖先を祀る映世神社があった。それでこの広場一帯を宮前といった。広場に入る左側に格子のある古い木造の建物がある。明治未ごろの建造で元加賀蔦の頭の住居であった。旧森川町は石川啄木の蓋平館(現太栄館)などの下宿屋が多く二葉亭四迷・宇野浩二・徳田秋声などの文人も多く住んだ。書生の町、文人の町であった。本郷舘は、明治38年建築で延べ1422平方mの大規模のものである。当時は東大に通う留学生や地方からの資産家の子弟が入り本郷きつての高等下宿であった。現在はアパートになっている。かつての下宿街森川町のシンボルであった。ただ現在取り壊しの計画が有る」となっている。この文末の「ただ現在取り壊しの計画が有る」がとうとう現実になってしまった。ワイズスタッフが7月28日付けの毎日新聞を持参した。社会面の2段の記事には「下宿「本郷館」歴史に幕」との見出しで、本郷館の歴史や地元の有志が保存の望んでいろいろと保存活動をしたが、叶わずに8月1日からいよいよ解体が始まると記されている。私としてはこの様な歴史在る貴重な建造物が解体されてしまうことは大変悲しいことだと思う。震災や戦災からも免れた「本郷館」だったが押し寄せる開発の波に前には脆くも崩壊してしまうことになる。今でも何とか保存が出来ないかとの思いである。昨夜解体前の「本郷館」を訪れた。見るも無惨に建物の周りには工事フェンスが張り巡らせれている。小さなストロボの光で照らされた「本郷館」は悲しそうな表情をしている時代を生き抜いた「生きもの」のような感じがした。