2013年3月10日日曜日

歌川広重の「月のまつ」出現。

さて今日のブログも昨日の続きです。皆さん、歌川広重の「名所江戸百景」をご覧になった事はありますか?浮世絵版画で江戸時代の各所を紹介しているものです。私はこの浮世絵を見るのが好きでオリジナル展に何度か行った事もありました。動物園前の広でKojikojiMohejiさんと会い、不忍池を目指していると途中、左手に有名な清水観音堂だ見えてきます。寛永の時代に天海僧正によって創建された寛永寺に比叡山や京都の有名寺院になぞらえ堂舎を次々に建立しましたが、その一つが清水観音堂なのです。もちろん歌川広重の名所江戸百景の中にも「上野清水観音堂不忍池」(写真下右)として紹介されています。この浮世絵を見ると観音堂の前に枝が丸くなった松を認める事が出来ます。もう一つこの松を主役と捉えたものに「上野山内月のまつ」(写真下左)があります。もちろんこの「月のまつ」は昔のもので今は在りませんが・・・・・と思っていたら何と昨年この清水観音堂の住職の尽力で約150年振りに復活したのでした。上の写真を見て下さい。どうしたら松が丸くなるかは解りませんが相当な努力だったと理解出来ます。これから上野を訪れる皆さん。これは絶対に必見ですよ。「月のまつ」越しに不忍池を眺め「昔は・・・・」と回想して下さい。さて明日も上野公園、不忍池、湯島天神、本郷の話となりますのでご期待下さい。

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