先日のブログで築地市場が一大観光地化していることを書きましたが今日はその続きです。一昔前の築地場外市場の飲食店は市場に仕入れに来る仲買人や飲食店主らが朝食、昼食を摂るのに利用していました。だからお昼過ぎにはみんな閉店していました。もちろん土日などに殆どの飲食店が休業していたのです。因みに私の前職の会社で契約していたホテルが市場から徒歩数分の所に在ったので、残業で遅くなった時は良くこのホテルを利用していました。そして何と言っても一番の楽しみが出勤前に場外の飲食店に寄って朝食を摂ることでした。若かったせいもあり蕎麦屋とホルモン屋、お寿司屋とラーメン屋など2軒を梯子してから出勤したことを今でも鮮明に覚えています。さて話しを戻しますが今の場外市場の飲食店は市場利用者から観光客を対象にした形態へと変貌してしまいました。この傾向は飲食店に限らず海産物や乾物、お菓子などを売るお店も同じでした。写真の様に海産物売り場の店頭には殻剥きしたカキやホタテ、ウニが並べられその場で食べられるようになっていました(私もカキ2個を頂きましたが、味は・・・・?)。またお菓子屋の店頭にはイチゴの大福が並べられ店の人が観光客に向かって「イチゴ大福如何ですか~」と叫んでいました(実はこれも食べてしまいました)。まあ、この日は気持ちを変えて観光客の一人となって変貌した築地市場を歩いてみました・・・。ちょっと寂しい・・・。
2016年2月29日月曜日
2016年2月25日木曜日
築地市場場外での久しぶりのお寿司も感激無し。
先日、美味しいお寿司が食べたくて久しぶりに築地市場場外のお寿司屋さんに出掛けました。中国の春節も終わり外国人はそれほど多くはないのではと思って築地市場駅で降りましたが、何と降りた途端に大きな中国語がこだまし多くの中国人を認めました。行きつけのお寿司屋さんは場外でも外れにあるのでそれほどの混雑は無く入店できました。カウンター席の奥に通され注文をしようとしていたところに、ドカドカと沢山の中国人が入店して、いきなりカウンター席に座り、用意されていた箸と醤油用小皿をいじりながら大きな声で板さんに向かって何かを叫んでいます。心の中で「あちゃー、ゆっくりと美味しいお寿司を食べようとしていたのに・・・」と呟いてしまいます。中国人一行は7人で全員が大きな声で何かを言っているのですが分かりませんが、その中の一人が「ヌードル、ヌードル」と言い出しました。板さんもそれを理解したらしく「ヌードルありません。ヌードル無い」と両手でバッテンを作って応えた途端でした。大波が一気に引くように中国人一行は店を出て行きます。その後、店内はシーンとした静寂に包まれ板さんが握る寿司を1カン、1カンゆっくりと食べる事が出来ました。ただ近頃の築地ブームに、更に外国人来訪者が拍車を掛け、築地市場は一大観光地化として昔のようにゆっくりと食事ができる場所ではなくなってしまいました(築地歴35年ほどです)。そんな影響と思うのですが行きつけの寿司屋さんもシャリを含めたネタも往年の味はありませんでした。高級魚の「ソイです」と出されても感激も少ないのです。明日以降のブログでも紹介しようと思っていますが築地市場は本年11月に豊洲に本体に移転し、築地場外は更なる観光地化へと変貌が予想されます。
2016年2月20日土曜日
他愛もない光景が新鮮に映る散歩は至福の時かも・・・。
私の趣味のひとつに東京下町散歩があります。下町は現代と昔が良いように融合していて、その景色を見ているだけで心が和みます。つい先日も文京区・根津にふらっと出かけて来ました。ある程度の道は殆ど歩き尽くしていますので、敢えて路地を探してあみだくじの様に歩きます。「へ~、こんな家が在るんだ!」や「こんなのが出来たんだ!」などと感嘆する場面に出くわすこともあります。そんな時は徐に鞄からコンパクトデジカメを取り出し「カシャ」と頭の中の記憶が無くならないようにカメラにも記憶してもらいます。写真はそんな根津エリアのスナップですが、普通の道路に面した窓に沢山のオモチャを並べている家を発見です。お店でも無さそうなのですが何でオモチャをアピールしているのか不思議になって思わずシャッターを切りました。2枚目は路地を歩いていて、ふと空を見上げた時に目にしたビルなのですが、上層にまるでテープを切り貼りしたような「サウナ」と言う文字(看板)を発見です。人の往来の少ない路地面だから、こんな簡単な看板でいいやとでも思って手を抜いているようでもあり可笑しくなってシャッターでした(案の定、このビルの正面の当たる大きな道路面看板はもっと立派でした)。そして3枚目もやはり路地に在った家の玄関先ポストですが2匹のネコのオモチャが貼り付けられていて、2匹とも首を振り続けているのです。時間が止まった様に誰も通らない路地の片隅で2匹のネコだけが首を振っている姿が可愛くてここでもシャッターでした。本当に他愛もない風景ですが、そんな風景に興味を持ったりする事は多々あります。そんな時は頭の中の何時もは動いていない脳の一部が徐に動き出して身体全体に「癒し」を与えてくれるような気がします。散歩って良いな・・・・。
2016年2月16日火曜日
東京散歩で遭遇するネコたち。
ここのところ休日は積極的に東京散歩に出掛けています。開催中の「界隈シリーズ撮影会」が好評なこともあり、そのロケハンと来たる2020年の東京オリンピックまでに東京が大変貌を遂げてしまうのではないかとの思いから意識的に「今の東京」を記録するためでもあります。昨年末から本郷界隈~谷根千界隈~向島界隈~神田界隈~日本橋界隈~秋葉原界隈~雑司が谷界隈(夜間含む)と歩き回っていますが、その何処でもネコと遭遇するのです。そのネコ達の特長は冬期でありながら暖かな日差しが当たる絶好のポイントを見つけて、気持ちよさそうに寛いでいることです。今日の写真はその一例ですが本当に気持ち良さが伝わってきます。良く犬派かネコ派どちらですか?と聞かれることがありますが、正直飼い主に忠実で、呼んでも直ぐに駆けつける犬が大好きで、昨年亡くなった愛犬ウッチ君をはじめ何頭かの犬を飼っていました。ただ我が家には12年ほど前から、虐待されていたのを次男が引き取って、その後ず~っと飼い続けているゴン太君(写真下)と言うデブネコが居ます。ウッチ君とは結構一緒にいることが多かったのですが今でも私には滅多に近づくことがありません。私が犬派だと言う事を理解しているのか、飼い主なんかくそ喰らえと悠々自適で過ごしているのか分かりませんが、ある意味羨ましくもなりますよね(ネコは不思議な生き物ですね)。今後もいろいろなところでネコに遭遇しそうですがその行動を注目したいと思います。
2016年2月10日水曜日
近くに焼きそば専門店がオープン。
今日は久しぶりの食べ物ネタです。オフィス近くでもある文京区の本富士警察署のT字路付近に在った日本そば屋さんですが、昨年いきなりうどん屋さんに変わりました。変わったうどん屋さんを二回ほど利用しましたが、正直言って「この味で大丈夫かな?」や「接客慣れしていないな?」等の感想を持ってしまいましたが、先日そのうどん屋さんの前を通ると、何と今度は「焼きそば屋さん」に変わっていたのです。正確な店の名称は「焼きそばのまるしょう」と言いますが千葉県柏市に在る有名な焼きそばやさんの東京進出1号店の様なのです。ちなみにこの焼きそばの特長は「一般的に焼きそば=ソース焼きそばと思われがちですが、まるしょうの焼きそばはソース味だけでなく、醤油味、塩味、ナポリタン味などなど、様々な種類の味付けで提供しております。又、季節ごとに旬の食材を使用した「季節のオススメ焼きそば」もあり、常に10種類以上の焼きそばをご用意しておりますので様々な違った味の焼きそばをお楽しみいただけます。」とホームページに記載されていました。灯台下暗しではいけないと早速入店して太麺と細麺からチョイスできるソースと塩焼きそばをオーダーしましたが、もちもちした食感の麺はクセになるかもしれません。また、イカ、ホタテ、エビ、肉などの追加具材も格安でトッピングできるのも魅力。皆さんもワイズにご来店時に是非利用して下さい。
焼きそばのまるしょう 本郷3丁目店
文京区本郷3-42-7
TEL 03-3868-2827
2016年2月9日火曜日
次の界隈シリーズ撮影会は池袋~鬼子母神~雑司ヶ谷界隈かな?
本郷界隈~谷根千界隈~向島界隈(3月12日開催予定)と続く「界隈シリーズ撮影会」が好評です。「シリーズ化して欲しい!」や「未だいろいろな界隈があるから継続して!」などのご意見をお聞きします。東京・中野生まれの私でさえ、未だ未だ知らない東京の町に出会ってビックリすることがあります。東京散策はお金も掛からないし、歩く事は健康にも良いし、歴史を知ったり、新しいものを見つけたりで言う事ありませんね。更にカメラを片手に歩くとカメラ本来の目的でもある「記録性」を活かしたり、個々が持つ「芸術性」を磨くことにもなります。この様に良いことずくめなのですが、問題は事前の調査やロケハン、タイムスケジュールなどの決定事項な
のです。まさか途中で道に迷うわけにも行きませんし結構気をつかいます。私の趣味の一つに「町歩き」がありますので、その時は必ずカメラを持参して、もし撮影会のコースを作るのならば「こうする!」「こうしよう!」と思いながら歩いています。先日、雑司ヶ谷辺りを散歩してみようと思い、どうせならちょっと捻って、東京を代表する池袋の昔ながらの飲み屋街をスタート地点としたコースを組み立てて散策してみました。そこで完成したのが池袋・飲み屋街~仙光寺~威光稲荷~法明寺~桜並木~鬼子母神~雑司ヶ谷霊園~池袋の約12000歩のコースでした。もう一度このコースを歩いてみて自分なりに納得できたら向島界隈撮影会の次の界隈シリーズ撮影会にしたいとも思います。
2016年2月2日火曜日
谷中の「指人形笑吉」に注目です。
先日開催の谷根千撮影会で参加者を「指人形笑吉」に案内しました。「指人形笑吉」は根津方面からヘビ道を歩き、よみせ通りに入って直ぐ右の路地にある、正式名が「指人形笑吉工房」と言う工房兼劇場付き店舗です。露木光明さんという作家が2000年に発表した「指人形笑吉」はその愛くるしい風貌から多くのテレビ・新聞・雑誌等で取り上げられ瞬く間に人気の人形となりました。工房の中にはミニ劇場が用意されていて3人以上集まれば30分の指人形劇を見る事が出来ます。因みに演目は、笑い上戸/よっぱらい/50年後の冬のソナタ/ウォーターボーイズなどで1人500円の観劇料です。また指人形に筆を持たせて「指人形が描く似顔絵」も1000円で描いてもらえますよ。そして極めつけは「似顔人形」で、何と正面、横、斜めの顔写真からそっくり似顔の指人形が出来てしまうのです。写真の人形の中にも渥美清さん、笑福亭鶴瓶さん、畑正憲さんなどが居るのでじっくり見て下さい。そしてこの「似顔人形」ですが以前は製作期間数年だったのが、今は1ヶ月位で完成すると言いますので、貴方も記念に作られたら如何でしょうか?あっそうそう製作費は50000円だそうです。
指人形笑吉工房
東京都台東区谷中3-2-6
03-3821-1837
03-3821-1837
2016年2月1日月曜日
東向島の東武博物館は穴場かも。
3月に開催する「今と昔が融合する 向島界隈撮影会」の集合予定駅でもある東武線・東向島駅は正直なところマイナーな駅と言うイメージを持っていました。駅前の商店街も取り立ててどうって言うこともありませんですし・・・ところがです、この駅に隣接していたのが「東武博物館」だったのです。東武鉄道は総営業キロ数463.3Kmにも及ぶ鉄道路線を有する1897年創業の大手私鉄ですが、創立90周年を記念して1987年に身近な交通機関である鉄道やバスに親しみ理解してもらおうと東武鉄道の歴史や文化・役割を紹介する「東武博物館」を東向島駅隣接地にオープンしたのでした。館内は8つのコーナーに分けて構され蒸気機関車や旅客車の展示はもちろんのこと、実際に触れて、体感できるようシミュレータや実物機器までも設置しています。入場料は大人200円と手頃なので是非入館して欲しい施設でもあります。因みに中年おじさんにとっては茶色の木製客車やボンネットバスが懐かしく思えて仕方在りませんでした。向島界隈撮影会でも30分ほどこの博物館見学に時間を割こうと思っていますのでご期待下さいね。場所が場所だけにそれほど込んでも無くて穴場のスポットかもしれませんね。
東武博物館
〒131-0032 東京都墨田区東向島4-28-16
TEL.03-3614-8811
〒131-0032 東京都墨田区東向島4-28-16
TEL.03-3614-8811
登録:
投稿 (Atom)