2015年11月4日水曜日

更に加速して変貌する本郷界隈。


久しぶりにお膝元である本郷界隈を散歩してきました。本郷に移転したのが2003年ですから既に12年が経ったことになります。この12年の間に明治~大正~昭和の面影が残る本郷界隈も大きく変貌してしまいました。明治に建てられた木造3階建て本郷館も既に無く、坪内逍遙の旧居跡の炭団坂周辺もビルになってしまいました。又最近では菊坂下道の菊坂湯の廃業のニュースも入ってきました。そんな場所をゆっくりと歩こうと本郷三丁目の交差点から歩を進めましたが、何と交差点に在って東大生や近隣住民もよく利用していたマクドナルド本郷三丁目店も先週に閉店していました。同店は本郷の地で31年間も営業していたのですから寂しい限りですよね(営業不振のせいですかね)。その後、菊坂をゆっくり下りて途中で菊坂下道に入ると廃業を知らせる張り紙のある菊坂湯に出ましたが2度と煙を出さない煙突がやけに印象的でもありました・・・・おや?菊坂湯の前に在った建物も跡形無くなって整地されています。そうここには昔ながらのくるくる回る床屋さんのサイン看板があった昭和の理髪店があったのですよ・・・。更にこの周辺には昔ながらのポンプ井戸が幾つかあるのですが、その一つがある古い家も解体工事のお知らせが貼ってあり寂しいですよね。あっ、そうだ、そう言えばこの近くの樋口一葉の通った伊勢屋質店の存続が危ないと数ヶ月前の新聞にあったのを思い出し急ぎ確認に向かいましたが・・・・ここは一安心でした。文京区内で大学などを運営する跡見学園が区の補助を受け文化財保護の観点から購入したのでした。そして今月から土曜日と日曜日に一般公開されると言います。ちょっと良いニュースでホッとしました。それにしても町が変貌するスピードが早すぎるようにも思います。あっちこっちで高層マンションが建ち、これから東京オリンピック開催に向かって更にそのスピードが加速する様にも思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿