「灯台もと暗し」とはよく言ったものです。先日、天神下から女坂を上って湯島天神境内を抜けようとしていたら丁度女坂と男坂の間の斜面に沢山のシャガの花を見つけました。本郷にオフィスが移転して10年以上経ちますが、シャガを見たのはこれが初めてでした。湯島天神と言えば「梅まつり」や「菊まつり」が有名ですが、特に湯島の白梅の歌にもある様に「梅」が超有名です。ですからこの斜面にも沢山の梅の木が植えてあり、これを目当てに訪れる人も多いと聞きます。そんな梅の木の足元にひっそりと咲いていたシャガの花ですが、シャガは中国原産の帰化植物で4~5月の開花期には白っぽいアヤメに似た花をつけ根茎は短く横に這い群落を形成する植物です。上にある主役と言える梅の開花後にひっそり咲くシャガの姿は慎ましくちょっとお気に入りでもあります。今暫く開花していると思いますので、一度「梅」ではなく「シャガ」を見に、湯島天神にお越し下さい。因みにこのシャガの咲く斜面下には昔風の木造住宅が建ち、何とも言えぬ風情を感じます。「天神下」とても良い町と思います。
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