2014年8月2日土曜日

家光の乳母・春日局を思いながら春日通りを歩く。


「丸ノ内線・本郷三丁目駅からオフィスへ行く道を教えて欲しい」と聞かれる事があります。その時は本郷3丁目駅を下車して、「本郷通り」を本郷3丁目交差点に進み、交差点を湯島・上野方向に延びる「春日通り」に沿って歩いて・・・・と説明します。この説明で「本郷通り」と「春日通り」二つの通りの名称が出てきます。「本郷通り」は地名が本郷だからと分かるのですが「春日通り」の名称は何処から?と思われる方がいるそうです。「春日通り」とは池袋から文京区、台東区を経由して墨田区へと延びる道なのですが、名前の由来は徳川3代将軍・徳川家光の乳母として有名な「春日局」から来ている様です。その証として丸ノ内線・後楽園駅と「春日通り」の間にある礫川公園には写真の様な「春日局」の立像が置かれていますし、また本郷三丁目交差点から湯島天神までの「春日通り」に面して在る麟祥院は「春日局」の菩提寺となっています。因に麟祥院は「春日局」の法名麟祥院殿仁淵了義からなるそうです。そんな歴史を思いながら「春日通り」を歩くとまたひと味違う歩みになるかもしれませんね。もっと歴史に触れたい方は麟祥院は誰でも入る事が出来ますので「春日局」のお墓を見つけてお参りするのも良いかもしれません。写真の様にお墓は無縫塔(卵塔)で四方に穴が貫通しており死後も政道を正すと言われてもいます。

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