2014年7月10日木曜日

上野・黒門町の不思議な稲荷神社。


オフィスから湯島天神・男坂を下りて上野広小路に向かう途中の黒門町にちょっと変わったお稲荷さんがあります。ビルに囲まれ間口の狭い箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)が在ります。急ぎ足で歩いていると気付かずに通り過ぎてしまう様な気配を消した神社なのです。ここは徳川家の石川主殿頭忠総の屋敷神であったそうですが三代将軍・徳川家光から銀杏を下賜された事を機に「銀杏神社」と呼ばれたと言います。また明治になると埼玉県東松山市の箭弓稲荷神社の分霊を受け現在の名称となりました。道路から薄暗い中を覗くと思ったより広い事に驚きます(写真はストロボを発光させて撮影しています)。そして祠の前には家光の下賜した銀杏とは違うと思いますが2本銀杏がそびえます。また祠の前まで進んで驚いたのは祠と銀杏の上には青空が見えるのでした(いったいこの稲荷神社の構造はどうなっているのでしょう)。都心でも普段は気付かないようでも目を凝らすと不思議な場所はいろいろ在るのですね。

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