先日のブログでも同じ様な事を書いた記憶があるのですが・・・(だんだん危なくなってきている)。オフィスの在る本郷台地から上野方面を目指すには(1)湯島天神の「男坂・女坂」を下りるルート(2)石川啄木が朝日新聞の校正係として通勤に使っていた「湯島・切通坂」を下るルート(3)東京大学に沿って不忍池に通じる「無縁坂」を下りるルートの3つである。この3つのルートのうち一番歴史的な趣きがあるのが「無縁坂」ルートである。「無縁坂」と聞くとさだまさし氏の名曲である「無縁坂」の舞台だと思う人も多い筈だが、私はどちらかと言うと森鴎外の作品『雁』の主人公・岡田青年の散歩道ということイメージの方が強い。それだけまだ歴史を感じる事の出来る坂道とも思っている。先日この「無縁坂」を下りて上野に行こうと歩いていると、塀の上に3匹のネコを発見した。ネコ達は「何でそんなに急いでいるの?」と言わんばかりに私の事を見つめていた。そう、ここはゆっくりと時間の流れる「無縁坂」なのである。その後は岡田青年になった気分でゆっくりと歩を進めていたが坂の途中、上野の山の向こうに東京スカイツリーを認めて、また気持ち足早になってしまったようだ。
2014年6月26日木曜日
2014年6月12日木曜日
お江戸巡りは昔ながらの「舟めぐり」で!
先日、日本橋界隈を歩いていて日本橋・橋上から川を覗き込むと、川畔広場の遊覧船乗り場(?)を発見しました。確かこの場所は・・・・以前から「川船」が発着していたことを乏しくなった記憶の片隅にはあったのですが・・・。今回じっくり見ると立派な桟橋が設けられ船の種類も幾つかありそうなのです。受付担当者らしき人に聞いて見ると、「江戸東京再発見コンソーシアム」と言う団体が運営する「舟めぐり」で「江戸時代、賑わいの中心であった日本橋川や隅田川を中心とした都心の川を、環境に優しく静かな電気ボートで巡り、高層ビルに囲まれた現代的な空間、そこに残る江戸の記憶を辿りながらガイドと一緒に川面の上をゆっくりお散歩クルージング」を開催しているそうで幾つかのコースがあるそうです。よし!じゃあ早速乗り込もうと思ったのですがどうも予約制で次に乗れるのは数時間後とのこと。電話での予約も出来るそうなので次回は予約して「舟めぐり」を楽しみたいと思います。
江戸東京再発見コンソーシアム
http://www.edo-tokyo.info
http://www.edo-tokyo.info
2014年6月11日水曜日
湯島天神下でゆっくり流れる時間を楽しみながらコーヒータイム。
上野・御徒町から本郷台地にあるオフィスを目指すには(1)交通量の多い春日通りの切り通し坂を上るルート、(2)不忍池畔を抜け無縁坂を上るルート、(3)天神下の細道を男坂・女坂を上るルートに分かれます。特に私が使うルートは3番目の春日通りの一本奥の道を天神下を目指すのが多い。喧噪の上野広小路を抜け天神下まで歩くと目前に高くなった湯島天神の森がそびえ立ち、そこから本郷台地が始まる事を認識できる。そうこの台地の駆け上がる辺りを「天神下」と言い、多くの人達に親しまれている。ここは昔ながらの建物やお店も点在し良き昭和時代を味わうことも出来る。思うに上野広小路と本郷に挟まれたここは確実に時間が1.5倍ほど遅く流れているようだ。男坂か女坂を一気に駆け上がると数分でオフィスにたどり着くことが出来るが、たまに天神下の甘味処で「おしるこ」を味わったり、間口1間も無い珈琲屋で煎れたてのコーヒーを飲むこともある。昨日も珈琲屋の前の樽椅子に座ってゆっくり流れる時間を楽しみながら厚いコーヒーを口に運んでいたのでした。
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