2013年2月10日日曜日

山高帽に外套男と鳥男に遭遇。

先日、谷根千で有名な根津の町から不忍池畔を抜けて上野まで歩きましたが途中「えっ!」と言う人と遭遇しましたのでその時の話を書きたいと思います。根津に串揚げの老舗「はん亭」と言う店があります。料理の味はもちろん良いのですが何よりもこの店の建物に惹かれます。明治時代に建てられ関東大震災にも耐えたこの建物は総ケヤキ造りの木造三階建ての価値ある建築物なのです。文化庁指定の登録有形文化財にもなっていて近くを通る度に見入ってしまいます。そんな建物の脇を山高帽に黒の外套を着た人を発見したのです。ちょっと遠かったのでシルエット写真になってしまいましたが、そこはまるで明治時代にタイムスリップした様でした。ちょっと感激の時間でした。はん亭から歩いて7~8分で上野・不忍池に着きます。「おやっ?」今度は池のフェンスに寄り添った男の人を発見したのですが、何とその人の周りにスズメがいっぱいなのです。その人の手からパンを貰って「チュンチュン」鳴いています。野鳥のスズメが人から直接餌を貰う光景も滅多に見られるものではありません。この日は何か得した気分で足取りも軽く感じました。

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