2010年11月24日水曜日

文京一葉忌に行ってきました。


11月23日は毎年、東大正門前の法真寺で文京一葉忌が催されている。このお寺は樋口一葉が最も幸福な安定した時代を過ごした場所で『ゆく雲』の中に「上杉の隣家は何宗かの御梵刹さま(法真寺)にて、寺内広々と桃桜いろいろ植わたしたれば、此方の二階より見おろすに、雲はたなびく天上界に似て、腰ごろもの観音さま濡れ仏にておわします。御肩のあたり、膝のあたり、はらはらと花散りこぼれて・・・」と幼い日を思い出して美しい情景を描写している。境内に入ると一葉の遺影が飾られていている祭壇が用意されていた、線香をあげてお参りした後に、やはり一葉ゆかりの「伊勢屋質店」に向かった。実はこの日は年に一回質店内が一般公開されるからです。伊勢屋質店に到着すると写真の様な見学者の列が出来ていた。どうも入場制限していて時間が掛かり、更に列の長さが延長することが予想されたので写真を撮っただけで帰路につく事にした。

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